2016
年度研究助成
研究成果報告書
ＨＰ掲載用
研究課題 ：心血管病予防 新規栄養指導 開
－時間栄養学 基 く効果的 魚類摂 法 検討－
京都医療 ンタ 臨床研究 ンタ
内分泌代謝高血 研究部 隆司 研究要旨
研究 肥満者 対象 時間栄養学 基 く効果的 魚類摂 法 検討 通 心血管病予防 新規栄養指導 開 目的 栄養素摂 状況 食 習 魚食 等 概日 指標･ ニン分泌能 さ 動脈硬 指標 関連
解析 動脈硬 症 症 進展 関わ 最大関連指標 横断的 検討 そ 結 果 日々 摂 栄養素や魚食 摂 習 ニン分泌能 密接 関連
く 動脈硬 指標 魚食 種類や ニン分泌能 関連 認 従 肥満 者 対象 時間栄養学 基 く効果的 魚類摂 法 検討 心血管病予防
新規栄養指導 開 期待さ 研究目的
近 肥満 生活習 病 増加 伴い 心血管病 急増 い 邦 い そ 効果的 予防法･包括的治療法 確立 急務 あ 疫学的 心血管病 軽減 魚食 効果的 あ 報告さ 概日 乱 心血管病 影響
示唆さ 概日 形 食事 内容･時刻 要性 明
あ 肥満 い 心血管病予防 概日 考慮 多面的 効果的 魚類摂 法 魚食法 詳細 確立さ い い
研究 々 研究 構築 国内初 肥満症･糖尿病コホ 基盤 個別栄養指導 簡易型自記式食事 法質問票 brief-type self-administered diet
history questionnaire; BDHQ 簡易食物摂 調査票 肥満 食習 特徴 詳細 調
査 魚食関連摂 状況 概日 指標 ニン 糖脂質代謝能 さ 心 血管病 因子 動脈硬 指標 横断･縦断解析 心血管病 軽減 最大 関連因子 定 そ 基 心血管病予防 い 時間栄養学 加味 効果
的 魚食 開 目的
研究方法
京都医療 ンタ 肥満 来患者 BMI ≥ 25 kg/m
2
対象 体組 BMI 腹囲
血 systolic blood pressure; SBP, diastolic blood pressure; DBP 糖脂質代謝指標［fasting blood sugar; FBS, HbA1c, total cholesterol; TC, triglyceride; TG, high-density lipoprotein
cholesterol; HDL-C, カ ン チン チン ］ 炎症指標 高感
Tokyo, Japan 測定 倫理委員会承認後 2017 3 症例 録 開始 2017
11 時 192例 症例 録 完了 い そ 中 タ ニン
固定 完了 72例 対象 検討 行 更 報告書作 中間解析
20例 男性10例 女性10例 均 齢 58.2 均BMI 30.8 kg/m 2
対象 個別栄養指導 簡易型自記式食事 法質問票 BDHQ 魚類 摂 状況 焦 当 簡易食物摂 調査票 用い 総カ ･食事内容･各栄養摂 炭水
物･蛋白質･脂質 摂 率 脂肪酸バ ン 飽和脂肪酸：一価 飽和脂肪酸： 多価 飽和脂肪酸 比率 等 算出 特 魚類関連摂 状況 関 詳細 解析［摂
率 摂 時刻 朝昼夜 摂 順序 炭水 物･ ぱく質･脂質 種類 赤身
青身 白身 ］ 施行 さ 概日 指標･ ニン 血清濃度 ELISA
Melatonin ELISA Kit; Enzo Life Sciences, NY, USA 測定 ニン分泌能
対 BDHQ 栄養素摂 状況 及び簡易食物摂 調査 魚類摂 状況 肥満度 BMI さ 糖脂質代謝指標及び炎症指標等 関連解析 実施 さ 録時 CAVI 対 ニン分泌能 含 各種指標 横断解析 最大関連指標 検
討 記述統計 連続 変数 い 正規性 確認 均値 標準偏差
算出 関連性 解析 い Spearman 順 相関 数 算出 評価
行 全 検定 い P < 0.05 統計学的 意 扱い 解析 SPSS ver23.0
(IBM Japan, ltd., Tokyo, Japan) 用い 行 尚 研究 京都医療 ンタ 倫理委
員会 承認 個人 バシ 最大限 尊 共 被験者 目的 方法 予想さ 利益 可能性 あ 危険 い 十分 説明 被験者 自由 意志
意 ン コン ン 実施
研究結果
1 食事摂取とメラ ニン分泌の関係
体組成・代謝指標とメラ ニン分泌
研究 い 肥満患者 齢 ニン分泌 間 意 相関 認
一方 BMI ニン分泌 負 相関 相関 数r = −0.585, P = 0.007 認
次 ニン分泌 糖脂質代謝指標 関連 解析 そ 結果 ニン分泌 糖代謝指標 FBS, HbA1c く 脂質代謝指標 う 特 HDL-C 値 正 相関 示 相関 数r = 0.520, P = 0.019
BDHQ 栄養素摂取状況 とメラ ニン分泌
対象 肥満患者 20例 BDHQ 得 栄養素摂 状況 3大栄養 素 摂 ニン分泌 及ぼ 影響 解析 そ 結果 ぱく質 動物性
ぱく質 植物性 ぱく質含 及び炭水 物 摂 ニン分泌 意 相 関 認 一方 摂 脂質 う 特 植物性脂質 摂
ニン分泌 正 相関 示 傾向 認 相関 数r = 0.432, P = 0.057 そ 次
飽和脂肪酸 摂 ニン分泌 意 相関 認 一方 多価 飽和脂肪酸 う n-6系脂肪酸 摂 ニン分泌 正 相関 示 傾向 認 相関 数r = 0.438, P = 0.054
食習慣 魚食 とメラ ニン分泌
対象 肥満患者 20例 簡易食物摂 調査 得 魚類摂 状況
魚食 摂 習 ニン分泌 及ぼ 影響 解析 青魚 摂 い 朝 及び昼食 摂 く 食 摂 摂 日数 多い人程 ニン分泌
増加 傾向 認 赤身魚 摂 い 昼及び 食 摂 く 朝食 摂 多い人程 意 ニン分泌 増加 観察さ 相
関 数r = 0.462, P = 0.040 一方 白身魚 摂 い 朝 昼及び 食 摂
状況 関わ ニン分泌 間 意 相関 認 尚 魚類
他 栄養素 炭水 物 ぱく質 脂質 摂 順序 ニン分泌 影 響 及ぼさ
ポサ カ ンとメラ ニン分泌
血清 カ ン チン チン ニン分泌 関連 解析
そ 結果 ニン分泌 血清 チン濃度 負 相関 示 一方 血清 チン濃度 正 相関 示 傾向 認
高感度CRPとメラ ニン分泌
様 炎症指標•高感度CRP ニン分泌 関連 解析 ニ ン分泌 高感度CRP 負 相関 示 傾向 認 現 梢血単球 機 能 炎症性M1/抗炎症性M2バ ン ：M1 カ TNFα, M2 カ IL-10等
ニン分泌 関連 い 解析 進 い
食事摂取とCAVI
対象 肥満患者 20例 関 動脈硬 指標•CAVI 摂 栄養素及び食習
魚食 関連 解析 そ 結果 齢 CAVI値 間 正 相関 認
相関 数r = 0.685, P = 0.002 一方 BMI CAVI値 間 集団 い
負 相関 認 相関 数r = −0.701, P = 0.001
次 摂 栄養素 び 食習 魚食 CAVI値 関連 い 調べ BDHQ 得 栄養素摂 状況[炭水 物 ぱく質 動物性 ぱく質 植物性 ぱく質含 脂質 動物性脂質 植物性脂質含 ] CAVI値 間 意 相関 認 一方 簡易食物摂 調査 得 魚類 摂 習 CAVI 関連 解析 そ 結果 脂 魚 摂 多い人程 CAVI値 正 相関
示 一方 相関 数r = 0.117 脂 少 い魚 摂 多い人程 CAVI値 負 相
関 示 傾向 相関 数r = −0.250 認
対象 肥満患者 20例 関 CAVI ニン分泌 関連 解析 単変 解析 い ニン分泌 CAVI値 間 正 相関 傾向 示
さ 相関 数r = 0.398, P = 0.082 意 関連 認 背景因子 あ 齢
BMI 交絡因子 調整 偏相関 数 算出 意 関連性 認
相関 数r = 0.038, P = 0.874 考察
ニン 松果体 夜間 多 分泌さ 概日 形 寄 く抗酸 作用や抗腫瘍効果等 示 多数報告さ 近 そ 多様 生理調節機能 加え ニン ン ン分泌制御 あ い 肝臓 脂質代謝制御 総コ 値 抑制 関
代謝調節や糖尿病等 内分泌 代謝性疾患 直接関 示唆さ い JAMA 2013
研究 肥満患者 録時 横断解析 い BMI ニン分泌 意 負 相関 認 く 脂質代謝指標 う 特 HDL-C値 意 正 相関 示 肥満や内分泌 代謝性疾患 ニン 測定意義
実証さ ニン分泌 加齢 減少 知 い
加齢 伴い増加 生活習 病 素因 一 考え 今回 肥満患者 対象 解析 い 齢 ニン分泌 意 相関 認
非肥満者 肥満者 加齢 伴う ニン分泌 差異 生 い 可能性 推察さ
記 う 患者背景 BDHQ び 簡易食物摂 調査 魚類摂 状況 得 日々 食事摂 ニン分泌 関連解析 実施 BDHQ 得
摂 栄養素 う 特 脂質 植物性脂質 摂 多く 加え 多価 飽 和脂肪酸 n-6系脂肪酸 摂 多い人程 ニン分泌 多い 認
実際 植物性脂質 サ ワ 油 大豆油 コ ン油等 中 n-6系脂肪 酸[ 酸 必須脂肪酸 γ ン酸等] 含 多い 知 い
脂質及び脂肪酸 摂 状況 ニン分泌 間 蓋然性 認 松果体 ニン分泌 松果体 存 多価 飽和脂肪酸 n-3 系脂肪酸及びn-6系脂肪酸 存 バ ン 要 あ 報告さ い
BBA-Mol Cell Biol L 2010 従 ニン 分泌制御 食事 多価
飽和脂肪酸 摂 密接 関 推察さ 一方 簡易食物摂 調査 得 魚類摂 状況 ニン分泌 関連 調べ 大変興味深い
朝食 赤身魚 さ 食 青魚 摂 摂 日数 多い人程 ニン分 泌 増加 傾向 認 魚食 種類や時期 ニン分泌 変動
あ 考え い
々 研究 チン/ チン比 動脈硬 指標
pulse wave velocity; PWV 意 関連 用 生 学指標 Diabetes
Care 2004 さ 生活習 病薬 酸 LDL 血中 チン 炎症指
標やPWV･CAVI等 心血管病 因子 改善 認 Diabetes Care
2003; Metabolism 2006; Diabetes Care 2007; Arterioscler Thromb Vasc Biol 2007, 2008;
Hypertension Res 2009 そ 研究 い 血清 カ ン チン
チン ニン分泌 関連 い 解析 意 関連
ニン分泌能 評価 血清 カ ン 用 生 学指標
示唆さ 炎症指標•高感度CRP ニン分泌 関連 い 解析 ニン分泌 高感度CRP 負 相関 示 傾向 認 以 結果 魚類摂 脂肪組織 性炎症 抑制 正常 カ ン 分泌 維持 ニン分泌 進 可能性 推察さ 現 梢血単球
機能 炎症性M1/抗炎症性M2バ ン ：M1 カ TNFα, M2 カ IL-10等
ニン分泌 関連 い 解析 進 い
CAVI 魚類 摂 習 関連解析 摂 魚 種類 動脈硬 指標 関
連 可能性 示唆さ 加え CAVI ニン分泌能 正 相関 示 可能
性 認 魚食－ ニン分泌－動脈硬 症 何 関連
示唆さ 詳細 カニ い 現 サ 解析 中心 検討 進 い 今回 集団 特徴 CAVI BMI 逆相関 示 い 挙
CAVI 関連性解析 結果 困難 い BMI CAVI 逆
相関 肥満集団 い 散見さ 事例 あ 若 層 高度肥満 多い傾向 あ や機器 カ 等 設定 高度肥満 CAVI値 い傾向 示 考え い 今後 症例数 増や 十分 多変 解析 行う際 BMI 調整 必須 あ 示唆さ
研究 録時 横断解析 結果 鑑 現 追跡6ヶ 12ヶ 後 患者 録作業 各種 タ 集計 解析 進 い 今後 縦断解析 得 ビ ン 時間栄養学 基 く効果的 魚類摂 法 肥満 心血管病予防 新規栄養指導 開 期待さ
結論
肥満症 ニン 測定意義 実証さ く 日々 摂 栄養素や 魚食 摂 習 ニン分泌能 密接 関連 可能性 示唆さ さ
